スピッツのアルバム「インディゴ地平線」
1.花泥棒 (1:50)
スピッツのアマチュア時代を彷彿とさせるパンクナンバー。作曲は三輪テツヤ。本当は30秒程度の曲にしたかったらしい。当初は「花泥棒~」と言う箇所を「アパガード~」と歌っていた。なので仮タイトルは「アパガード」だった。この曲から、アルバムの1曲目は短い曲が続くこととなる。
2.初恋クレイジー (4:09)
ピアノの音が印象的。間奏にはハーモニカが使われている。ドラマ「メロディ」の主題歌のオファーがきた時、メンバーは最初「この曲をシングルカットして主題歌に」と希望したが、テレビ局から「どうしても新曲を」と言われ、「スカーレット」を書き下ろした。この「初恋…」はそのドラマの挿入歌として一度だけ使用された。
3.インディゴ地平線 (4:20)
アルバムのタイトルチューン。タイトルは草野の造語で、あとからアルバムのタイトルに選ばれた。「僕たちは希望のクズだから」といった歌詞が印象的。PVも作られている。
4.渚 (4:47)
14thシングル。シングル時はカットされていたイントロが入っている。アルバムのタイトル候補でもあった。
5.ハヤテ (3:15)
ふわふわした可愛らしい曲。
6.ナナヘの気持ち (3:42)
歌の中の女の子の声をやっているのは、ラジオDJをしていた田村明浩の妻。サビは非常に高音でハモっている。最初は「チカ」だったが響きの問題からナナになった。作中で描かれている女の子は日焼けしていて髪を染め、大きなピアスをしているというスピッツには珍しい少女像。草野曰く「コギャル賛歌」。歌詞に登場する「ロイホ」とはファミレスの名前である。
7.虹を越えて (4:13)
ナナへの気持ち同様、サビのコーラスが聴き所。シングル候補だった。
8.バニーガール (3:49)
13thシングル「チェリー」のカップリング曲。アルバム用にリミックスされており、バンドサウンドがより前面に出ている。
9.ほうき星 (4:11)
作曲は田村明浩。サビの歌詞が韻を踏んでいる。レコーディングにかなり時間がかかったという。
10.マフラーマン (3:37)
マフラーマンとは、草野曰く「正義も悪も超越したヒーロー」なんだとか。フルートが使われている。
11.夕陽が笑う、君も笑う (3:27)
アメリカンロック調の疾走感あふれる曲。Aメロの歌詞が秀逸である。仮タイトルは「ミネソタ野郎」。元々はアルバムの最後の曲として作られた。
12.チェリー (4:19)
13thシングル。ノンタイアップながらも大ヒットし、スピッツの代表曲の一つとなっている。仮タイトル「びわ」。草野曰く「『空も…』や『ロビンソン』の路線を良くも悪くも引き継いでる曲だから、アルバムではどこに入れたらいいかわからなくなった」という。しかし、最後に持ってきたことで、アルバム全体の流れとしては大きな意味を持たせる結果となった。
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